家賃・光熱費は経費になる?チャットレディのための家事按分のルール

2025年6月12日

チャットレディとして確定申告を考えたとき、「家賃や電気代、水道代は経費にできるの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は、在宅で仕事をしているチャットレディなら、家賃や光熱費などの「生活費の一部」を経費にできる可能性があります。ただし、それには「家事按分(かじあんぶん)」という考え方を正しく理解し、根拠のある割合で申告することが必要です。

家事按分とは?

家事按分とは、仕事とプライベートが混在している費用を合理的な割合で分けることを指します。

例えば、家賃や電気代は生活に欠かせないものですが、仕事でも使っていれば、その一部を経費として計上できるという考え方です。

チャットレディが按分できる主な費用

  • 家賃:自宅の一室をチャット用に使っている場合、その部屋の面積分を按分。
  • 電気代:照明・パソコン・カメラ・エアコンなどの電気使用分。
  • 水道代:メイクや衣装の洗濯など業務で使う場合。
  • インターネット料金:チャットサイトの利用に使う通信分。

按分の考え方と計算例

按分は面積や時間を基準に計算するのが一般的です。

例① 家賃の按分

・家賃10万円
・2LDK(50㎡)のうち、1部屋10㎡をチャット専用スペースとして使用

→ 10㎡ ÷ 50㎡ = 20%
→ 家賃10万円 × 20% = 2万円が経費として計上可能

例② 電気代の按分

・月の電気代:8,000円
・1日5時間、週5日チャットで稼働(1か月 約100時間)
・家庭の合計使用時間:1日15時間×30日=450時間

→ 100時間 ÷ 450時間 = 約22%
→ 8,000円 × 22% = 1,760円を経費計上

家事按分の注意点

  1. 必ず合理的な根拠を持つ:税務署に説明できるよう、面積や稼働時間などの根拠を明示する。
  2. 証拠を残す:水道光熱費や家賃の領収書、間取り図、作業時間のメモなどを残しておく。
  3. 過剰な計上はNG:生活費の大半を経費にするのはリスク。実態に即した按分が重要。

青色申告ならさらにお得に

チャットレディが開業届を出して青色申告を選べば、家賃や光熱費も複式簿記で記帳することで最大65万円の控除が受けられます。

家事按分のルールに従って経費をしっかり管理すれば、節税効果は絶大です。

まとめ

チャットレディが在宅で仕事をしているなら、家賃や光熱費の一部を家事按分で経費に計上することが可能です。

  • ✅ 専用スペースがあるなら家賃も対象に
  • ✅ 稼働時間を把握すれば電気代も分割可能
  • ✅ 証拠と根拠を残すことで税務調査にも安心

「どこまで経費にしていいのか分からない…」という方は、今回紹介した按分ルールを参考に、現実的な割合で確定申告を進めていきましょう。


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